営業時間の欄には、お客さまに対応できる時間を入れます。電話や予約フォームを受け付けている時間とは別です。そのうえで、普段の曜日ごとの時間、祝日などの例外、サービスごとの時間、長い休業を、それぞれ専用の設定で分けて管理します。
この記事は、昼休みや祝日の扱い、テイクアウトの時間、予約制の店の扱いに迷っている方向けです。公式ヘルプで確認した設定の種類と使い分け、架空の1週間と祝日の設定例、休業の長さによる選び方、変更後の確認を説明します。Google公式ヘルプは2026年10月5日に確認しました。画面の表記は公式ヘルプに書かれている名称だけを引用しています。基本情報全体は基本情報の整え方にまとめています。
営業時間として入れる時間
ガイドラインは「顧客に対応可能な通常の営業時間」を入力するよう求め、季節ごとの営業時間を通常の営業時間として入れることも認めています。一方、日によって時間が変わるビジネスや完全予約制のビジネスは営業時間を指定しないよう求め、例としてホテルなどの屋内宿泊施設、学校、映画館、輸送サービス、イベント会場を挙げています。出典:Googleに掲載するビジネス情報のガイドライン(2026年10月5日確認)。
同じガイドラインには業種別の指定もあります。たとえばレストランは、店内で食事ができる時間を指定し、それができない場合にテイクアウト時間、次にドライブスルー、最後に配達時間の順で指定するとされています。自店の業種に記載があるか、先に確認してください。
設定の種類と使い分け
| 設定 | 使う場面 | 公式ヘルプの要点 |
|---|---|---|
| 主たる営業時間 | 普段の曜日ごとの時間 | [決まった営業時間で営業している]を選び、曜日ごとに設定 |
| 休憩時間 | 昼休みなど、1日の途中で閉める | 同じ曜日に時間帯の異なる2つのエントリを作る |
| 24時間営業 | 終日、顧客に対応している | 曜日ごとに開始時間で[24時間]を選ぶ |
| 営業時間不定 | 決まった時間を表示しない | [営業時間不定で営業している]を選ぶ |
| 特別営業時間 | 祝日、イベント、一時的な変更、短い休業 | 通常の営業時間を変えずに特定の日だけ上書き |
| 営業時間の詳細 | テイクアウト、宅配など特定サービスの時間 | 通常の営業時間を設定しないと表示されない |
| 臨時休業 | 長期の休業、オフシーズン、期間未定の休業 | 営業時間の欄から選ぶ |
出典:営業時間を編集する、特別営業時間を設定する方法、営業時間の詳細を設定する方法(いずれも同日確認)。特別営業時間をプロフィールに表示するには、[決まった営業時間で営業している]を指定しておく必要があるとされています。
判断が分かれる4つのケース
- 電話やネット予約だけ24時間受け付けている。店で対応している時間を営業時間にします。受付方法は説明文や自社サイトで伝えます。「24時間営業」を店名に入れることもガイドラインで禁止されています。
- 完全予約制で、予約がなければ店を開けない。ガイドラインの「完全予約制のビジネス」に当たるため、営業時間を指定しない扱いを検討します。受付可能な時間帯は説明文やサイトで伝えます。予約がなくても決まった時間にスタッフがいて飛び込みにも対応しているなら、その時間は通常の営業時間です。
- 閉店が深夜0時を過ぎる。通常の営業時間で日をまたぐ入力方法は、今回確認したヘルプには明記がありませんでした。画面のプルダウンで選べる閉店時刻を確かめ、保存後に公開表示を確認してください。特別営業時間については、1つの時間帯は24時間以内とし、翌日の正午を過ぎる場合は0時で分けるという規定が、一括アップロードの説明の中にあります。
- 店内とテイクアウトで時間が違う。主たる営業時間に店内の時間を入れ、テイクアウトは営業時間の詳細で設定します。詳細の時間は、通常はメインの営業時間の一部として設定するとされています。
架空の1週間を設定してみる
架空の定食店「こむぎ食堂」で考えます。月曜定休、平日は昼と夜の2部制、土日は通しまたは昼のみ、テイクアウトあり、という店です。
| 曜日 | 主たる営業時間 | 営業時間の詳細(テイクアウト) |
|---|---|---|
| 月 | チェックを外す(定休) | なし |
| 火〜金 | 11:00–14:30 と 17:30–21:00 の2エントリ | 11:00–14:00、17:30–20:00 |
| 土 | 11:00–21:00 | 11:00–20:00 |
| 日 | 11:00–15:00 | 11:00–14:00 |
次に、例外の日を特別営業時間で入れます。2026年10月12日(月・スポーツの日)は11:00–15:00で営業し、翌13日(火)を休む場合、2日分を特別営業時間として登録します。通常の月曜定休や火曜の時間は変えません。年末年始の12月31日から1月3日まで休むなら、その4日間を休業として登録します。
Googleは、公的な祝休日については通常の営業時間と変わらない場合でも、念のため祝休日の営業時間を設定することを勧めています。画面に祝日の日付が提示された場合は[確認]で確定できると案内されています(特別営業時間のヘルプ)。祝日の多い月は、月初に1か月分をまとめて確認すると漏れが減ります。
休業の長さで設定を選ぶ
| 休業の長さ・状況 | 設定 |
|---|---|
| 1日〜連続6日 | 特別営業時間で休業日を登録 |
| ちょうど7日 | ヘルプの記載が分かれている(下記)。設定前に最新のヘルプを確認 |
| 8日以上、オフシーズン、期間未定 | 臨時休業 |
| 事業を完全に終了する | 閉業 |
| 同じ事業が移転する | 同じサービスを場所だけ移すなら既存プロフィールの住所を更新する。飲食店・宿泊施設・娯楽施設などは扱いが異なる場合がある(下記) |
特別営業時間のヘルプは「連続して7日間以上」なら臨時休業としていますが、ビジネスに閉業マークを付ける(同日確認)は「8日間以上」で臨時休業、「7日間以下」は特別営業時間としています。同ヘルプには、臨時休業しているビジネスは広範囲な検索で営業中のビジネスの後ろに表示される場合があるとも書かれています。それでも、休んでいるのに営業中と表示されるほうが来店した人の損失は大きいので、長い休業は臨時休業を選び、再開したら忘れずに営業中へ戻します。
移転について、重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決するは新しく作成せず既存プロフィールの住所を更新するよう案内しています。一方、Google ビジネス プロフィールのポリシーの概要(ビジネス拠点の変更)は、飲食店・宿泊施設・エンターテイメント施設など実店舗そのものが顧客体験に直結するビジネスでは拠点の編集が不承認となり、移転時は閉業マークを付けて新しい拠点で作成するとしています(いずれも2026年10月5日確認)。同じ事業を移す場合と事業そのものを終える場合を分けたうえで、業種による違いと判断が難しい場合の相談は移転・店名変更・事業譲渡の判断を確認してください。
変更した後に確認すること
- 公開表示で、変更した曜日・日付が意図どおりになっているか
- 営業時間を更新すると、プロフィールに更新のお知らせや、モバイルの[更新]タブに変更を知らせる投稿が表示されるとヘルプにある。内容を補足したい場合は投稿を編集できる
- 自社サイト、予約サイト、店頭の貼り紙と時間がそろっているか
- 電話を受けるスタッフが新しい時間を知っているか。Googleは営業時間などを確認するため、自動通話やメッセージで連絡することがあると説明している(Googleからビジネスへの自動通話またはテキストメッセージについて、同日確認)
年間の営業時間カレンダーを作る
| 時期 | やること |
|---|---|
| 毎月初め | その月の祝日と臨時の変更を特別営業時間に入れる |
| 長期休業の決定時 | 日数を数え、特別営業時間か臨時休業かを選ぶ。再開日を担当者の予定に入れる |
| 季節で時間を変える時 | 通常の営業時間を切り替える日と、元に戻す日を決める |
| サービス内容の変更時 | テイクアウトなど営業時間の詳細を見直す |
時間が整ったら、電話・サイト・予約先の点検へ進みます。全体の順番は基本情報の整え方に戻って確認してください。
