オーナー確認の動画は、撮影前に映す内容と順番を決めておくと準備が進めやすくなります。撮り直しや編集で整える前提が使えず、30秒以上を1本の連続した映像で撮るため、何をどの順番で映すかを事前に決め、実際に歩いて確かめておく必要があります。
この記事は、オーナー確認の画面で動画の録画を求められた方と、動画が承認されず撮り直す方向けです。実店舗(ハイブリッド型を含む)と非店舗型を分けて、映すべきもの、映してはいけないもの、リハーサル表、不承認後の原因の切り分けを説明します。Google公式ヘルプは2026年10月5日に確認しました。当社は撮影画面の実物を確認していないため、操作は公式ヘルプに書かれた範囲だけを紹介します。撮影順や秒数の目安は当社の編集上の提案で、承認を保証するものではありません。
公式の要件:連続・未編集・30秒以上・手続きから撮影
出典:動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う。要件の要点は次のとおりです。
- 途切れることなく連続して撮影された、未編集の独自かつ完全な動画であること
- 長さが30秒以上であること
- モバイル端末で録画し、ビジネスプロフィール経由でアップロードすること
- 事前に録画した動画は許可されず、オフラインで録画して後からアップロードすることはできない
動画で示すのは「所在地」「ビジネスが実在すること」「ビジネスを運営している、または代表していること」の3点です。同じヘルプは、銀行口座番号・納税者番号・個人識別番号などの機密情報、自分や他の人の個人情報、他の人の顔を映さないよう求めています。
実店舗・ハイブリッド型で映すもの
公式ヘルプが実店舗とハイブリッド型に求める内容を、撮影の準備に置き換えると次のようになります。
| 示すこと | 公式ヘルプの例 | 準備の観点(当社の提案) |
|---|---|---|
| 所在地 | 道路案内標識、建物の番号、周辺の店舗やよく知られた場所 | 店の前から映し始められる目印を2つ以上決める |
| 実在 | 店舗の外観、ショールーム、看板。看板・壁・窓など固定設備にビジネス名が明確に掲げられていること | 映る店名がプロフィールの名前と一致しているか事前に照合する |
| 運営 | レジを開ける、キッチンや倉庫に入る、POSシステムを使うなど従業員だけがアクセスできる機材やエリア | 鍵の場所、レジを開ける手順を撮影者が自分でできるか確認する |
公式ヘルプは、ビジネス拠点に看板が常設されていない場合は実店舗ではなく非店舗型として登録するよう案内しています。動画で店名を示せない状態なら、撮影の工夫より先に登録形態を見直す必要があります。判断は登録できる営業形態の判断を参照してください。
非店舗型で映すもの
客先に出向いてサービスを提供し、拠点では接客しない非店舗型は、店舗の外観や看板を前提にしません。公式ヘルプの要件は次のとおりです。
| 示すこと | 公式ヘルプの例 | 準備の観点(当社の提案) |
|---|---|---|
| 所在地 | ビジネス拠点の住所にある道路案内標識、近くのランドマーク、その他の目印。空き地や明確な目印のない場所は無効。自宅で営業している場合は近隣のランドマークや標識 | 拠点から映せる範囲で、住所を特定できる目印を探しておく |
| 実在 | 専門的な道具、設備、商品、作業スペース、名刺、自社ブランド名入りの衣類など | 仕事道具を1か所にまとめ、カメラを向ける順番を決める |
| 運営 | サービスを提供している様子、自社の機材を使う様子(自社名入り商用車の解錠など)。名前が一致する営業許可証、請求書、公共料金の請求書などの書類も可 | 書類は事業名が分かる部分だけを見せ、番号類が映らない状態にしておく |
書類を映す場合は、公式の要件どうしが重なる点に注意します。請求書には顧客の氏名や住所、公共料金の請求書にはお客様番号などが載っていることがあります。撮影後に編集で隠すことはできないため、撮影前に折る・覆うなどして、事業名など示す必要のある部分だけが映るようにします。
撮影前の動線リハーサル表
次の表に自店の撮影内容を書き込み、撮影担当者が実際に歩いて通しで確認します。秒数は目安で、合計が30秒以上になれば足りるかは要件の充足次第です。
| 順番 | 映すもの | 示すこと | リハーサルで確認すること |
|---|---|---|---|
| 1 | 通りの標識・建物番号・隣の店など | 所在地 | 目印から店まで途切れずに歩けるか |
| 2 | 看板・外観(非店舗型は道具・車両) | 実在 | 店名が読める距離と明るさか |
| 3 | 鍵を開けて入る、レジ・作業場に入る | 運営 | 鍵や操作で手間取らないか |
| 4 | 従業員だけが使う設備・機材の操作 | 運営 | 顧客・スタッフの顔、予約台帳、画面の個人情報が映らないか |
| 5 | 撮影を終える位置 | — | 30秒以上になっているか |
リハーサルはふだんのカメラで練習してかまいませんが、提出する動画は必ずプロフィールの手続きの中で撮影します。練習で撮った映像を提出には使えません。
手続きの流れ
公式ヘルプが示す流れは、モバイル端末でプロフィールを開き、[オーナー確認を行う]を選び、[ビジネスの動画]を選んで要件を確認し、位置情報・カメラ・マイクへのアクセスを求められたら許可し、[記録を開始]から撮影するというものです。撮影後は内容を確認し、必要なら[やり直す]で撮り直してから[動画をアップロード]を選びます。開始時に電話番号の入力を求められる場合もあります。画面の表記は変わることがあるため、実際の表示に従ってください。
審査には5営業日ほどかかることがあるとされています。アップロードが1回でうまくいかない場合は、もう一度試すよう案内されています。
架空例:実店舗と非店舗型で撮る内容の違い
以下は説明用の架空例です。商店街のパン店は、交差点の標識から歩き始め、隣の店の看板、自店の外観と固定看板の店名を映し、裏口の鍵を開けて厨房に入り、オーブンとレジを操作するところまでを1本で撮る計画にしました。開店前に撮り、客やスタッフの顔が映らないようにします。
自宅を拠点にする出張エアコン清掃業は、自宅前の通りの標識と近くの公園の案内板を映した後、自社名入りの車両の鍵を開け、荷台の高圧洗浄機や専用工具を映し、名刺と営業に使う書類の事業名部分を映す計画にしました。公式ヘルプが自宅営業の場合に挙げているのは近隣のランドマークや標識なので、表札など個人の氏名が分かるものは映さず、家族が映らない時間帯を選びます。
不承認になったら原因を切り分けてから撮り直す
不承認の場合は、プロフィールの[問題を確認]から承認されなかった理由を確認できます。公式ヘルプは、新しい動画には最初の動画で撮影したすべての情報と、不足している要件を満たす情報の両方を含めるよう求めています。不足分だけを撮り足すのではありません。
| 理由の例(公式ヘルプ) | 点検すること | 次の動画での対応 |
|---|---|---|
| ビジネス名が店舗の外観に掲げられていない | 看板の店名がプロフィールの名前と一致しているか、固定設備にあるか | 店名が読める距離で映す。看板がないなら登録形態を見直す |
| 周辺地域の様子が含まれていない | 標識や周辺の店など、場所を特定できる目印が映っていたか | 撮影を店の外の目印から始める |
| 営業の認可を受けていることを示す証拠が録画されていない | 従業員だけが扱える設備や書類を示していたか | 鍵・レジ・機材の操作や事業名入り書類を加える |
要件を満たしたと考える動画でも解決しない場合、公式ヘルプは利用できる別の確認方法を試すよう案内しています。提出した確認用動画は、ビジネスプロフィールの設定から削除でき、削除しない場合も後でGoogleが削除するとされています。
撮影前チェック表と次の記事
| 確認項目 | 済 |
|---|---|
| 所在地・実在・運営の3点を、それぞれ何で示すか決めた | |
| 映る店名がプロフィールの名前と一致している | |
| 動線を通しで歩き、鍵や操作で止まらないことを確かめた | |
| 他の人の顔、顧客情報、口座番号などが映らない | |
| 30秒以上、途切れずに撮れる | |
| 撮り直しでは、前回の内容と不足分の両方を含める |
動画を提出したら、進捗の記録と状態の見分け方をオーナー確認の申請と進捗確認で確認してください。確認後の写真の整え方は写真の記事で扱っています。登録全体の流れは親記事のビジネスプロフィールの登録とオーナー確認に戻って確認できます。
