MEO対策の費用相場|料金体系3タイプと悪質業者の見分け方

MEO対策の費用相場|料金体系3タイプと悪質業者の見分け方
  • MEO対策の料金体系3タイプと費用相場
  • 成果報酬型の「成果」に潜む3つの罠
  • 契約前に必ず聞くべき7つの質問

MEO対策を業者に依頼しようと調べ始めると、月1万円台から月10万円超まで料金の幅が広く、何が違うのか分からないという声をよくいただきます。しかも営業の多くが「成果報酬だからノーリスク」と説明するため、比較の物差しがないまま契約してしまいがちです。電話で持ちかけられた話の真偽はMEOの営業電話は本当?で確かめられます。

この記事では、沖縄拠点で全国のWeb集客を支援している立場から、料金体系3タイプの相場観と、成果報酬型に潜む罠、契約前に聞くべき質問を整理します。あわせて、自分でやればゼロ円でできる範囲もはっきり書きます。読み終える頃には、見積もりを比較する軸が自分の中にできているはずです。

MEO対策の費用相場

複数の事業者が公開している料金を見比べると、中心帯はおおむね次のとおりです。地域や業種の競合状況、店舗数によって上下します。この表は当社が見積もりを比べるときに使っている目安で、統計的な調査の結果ではありません。表の外側の料金を公開している事業者もあります(下の「公開料金の例」を参照)。

費用項目相場の中心帯備考
月額固定型月2〜5万円対策キーワード数で変動
成果報酬型日額500〜1,200円指定順位に入った日だけ課金
初期費用0〜5万円プロフィール整備・初期設定
払い切り型10〜20万円程度初期整備のみで月額なし

公開料金の例(2026年10月5日確認)

上の目安が実際の公開料金とどう重なるかを確かめるため、MEO対策のサービスを提供している事業者が自社サイトで公開している料金を確認しました。4社だけの事例で、相場を代表するものではありません。料金は変わることがあるため、契約前は必ず各社の最新の案内と見積書で確かめてください。

サービス(提供元)料金体系公開されている料金と条件
ME-Q成果報酬型上位3位以内に入った日数×700円(税別)。初期費用・固定費0円
GH株式会社のMEO対策成果報酬型上位3位以内の日だけ1日2,000円(税別)。初期費用0円。対策キーワードは4〜6語。契約期間は個別に案内
MEO HATCH byGMO(GMO TECH)月額固定型月額4万円〜。契約期間は12か月〜。初期費用は別途(金額と税の扱いは今回確認したページでは読み取れず)
Gyro-n MEOツールの月額利用料基本プラン月額1,500円、クチコミ対策パック月額2,500円(いずれも税別)。初期費用無料・最低契約期間なし。順位計測やプロフィール管理のツールで、運用代行の料金ではない

この4例から分かるのは、同じ「成果報酬型」でも日額が約3倍違うこと、そして「MEO対策」という名前で、運用代行とツールの利用料という中身の違うものが売られていることです。成果報酬の日額2,000円は上の目安(500〜1,200円)より高い例です。目安の幅に入っているかどうかではなく、次の比較表の条件を揃えて比べてください。

費用と成果条件を並べる比較表

見積もりを2社以上取ったら、次の表の行を埋めてから比べます。費用の試算は、成果報酬型の月額なら「日額×月に条件を満たした日数」、固定型の契約期間全体なら「月額×契約月数+初期費用」で出します。

確認する項目成果報酬型月額固定型払い切り型・ツール
お金を払う条件指定キーワードで指定順位に入った日毎月(順位に関係なく)整備の完了時、またはツールの利用月
「成果」の定義何位以内か、何語のうち何語で、どの地点から計測するか契約書に書かれた作業の実施納品物(整備項目)またはツールの機能
費用の試算(対象期間に注意)日額700円×30日=21,000円、日額2,000円×30日=60,000円(税別)月額4万円×12か月=48万円+初期費用ツールなら月額1,500円+社内の作業時間
上限月額の上限があるか契約月数と中途解約の条件追加作業の料金
作業の範囲順位以外の作業(投稿・写真・返信)が含まれるか毎月の作業内容と報告の中身自社でやる作業がどれだけ残るか
成果として報告される数字順位だけでなく、通話・ルート・ウェブサイトのクリック数と、店側で記録した問い合わせ・予約まで並べてもらえるか

成果報酬型は、順位が安定して上位に入るほど月30日に近づき、固定型より高くなることがあります。日額700円なら月額固定4万円を超えることはありませんが、日額2,000円なら20日を超えた月に4万円を上回ります(2,000円×20日=4万円)。またサードパーティポリシー(2026年10月5日確認)は、管理を請け負う事業者に、管理を請け負う前の書面での通知と、請求書に管理費用を明記することを求めています。見積書と請求書に、何の費用かが分かれて書かれているかも確認してください。

金額そのものより先に押さえたいのは、この金額で「何をしてくれるのか」が会社ごとにまったく違うという点です。月3万円でも、プロフィールの投稿代行・写真撮影・クチコミ返信まで含む会社もあれば、順位計測ツールの提供だけという会社もあります。比較すべきは料金ではなく、料金あたりの作業内容です。

同じ会社でも見積もりが上下するのは、次の5つの要素があるためです。相見積もりを取るときは、この条件を揃えて比べないと金額の比較になりません。

  • 対策キーワードの数(1語か、3〜5語か)
  • 店舗数(多店舗は一括管理の分だけ単価が下がることもある)
  • 契約期間(長期契約で月額が下がる代わりに解約しにくくなる)
  • 順位計測システムの利用料が含まれるか、別料金か
  • 写真撮影・投稿代行・クチコミ返信などオプションの範囲

料金体系3タイプの違い

①月額固定型

順位に関係なく毎月定額を支払う形です。予算が読めるので経理上は扱いやすく、順位以外の作業(投稿・写真・クチコミ返信)まで契約範囲に入れやすいのが利点です。一方で、順位が動かない月も同額を払うことになるため、毎月のレポートで「先月何をしたか」を確認できないと払い損になります。

MEO対策の料金体系3タイプ:月額固定型・成果報酬型・初期費用+月額型(払い切り型)の違いと注意点
料金体系3タイプの違い。タイプごとに確認すべきポイントが異なる(当社作成)

②成果報酬型

指定したキーワードで一定の順位に入った日数だけ課金される形です。「上がらなければ払わなくていい」と説明されるため一見安全に見えますが、後述するとおり注意点が最も多いタイプでもあります。日額1,200円で30日課金されれば月3.6万円になるため、月額の上限を設けているかは必ず確認してください。

③初期費用+月額型/払い切り型

初期にプロフィールの整備をまとめて行い、その後は運用として月額を払う形です。初期整備だけを受けて月額をなくす「払い切り型」もあります。自社に運用担当者がいるなら、払い切り型で最初の型を作ってもらい、日々の投稿とクチコミ返信は社内で回すという分担は現実的な選択肢です。

成果報酬型の「成果」に潜む3つの罠

ここで前提を1つ。Googleの公式ヘルプは、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないと明記しています。Googleにお金を払ってローカル検索の順位を買うことはできません。そのうえで、多くの成果報酬型契約では、「成果」を来店や問い合わせではなく、指定したキーワードで地図検索の指定順位に入った日と定義しています。ここを取り違えると、費用は発生しているのに売上が動かないという状態が起きます。

罠①:対策キーワードを業者側が決める

誰も検索していない語や、自社の店名を含む語を対策キーワードに設定すれば、上位表示は簡単に達成できます。結果として「1位達成」の報告が毎月届くのに、問い合わせは1件も増えないという事態になります。キーワードは自社が獲得したい仕事を表す語で、かつ実際に検索されている語かどうかを、契約前に自分で確かめてください。

罠②:順位の計測地点が不明

地図検索の順位は、検索した人の現在地に強く影響されます。店舗のすぐ近くを計測地点にすれば順位は高く出ますし、依頼側が自分のスマートフォンで確かめても同じく高く出るため、検証になりません。どの地点から・どんな方法で計測した順位なのかを、レポートに明記してもらう必要があります。

罠③:ガイドライン違反の手法で上げている

報酬を払ってクチコミを書かせる・利用者本人でない第三者が投稿を代行するといった行為や、実際の屋号・店舗名に含まれないキーワードを店名に追加する行為は、Googleのガイドラインに反します。短期的に順位が上がっても、クチコミの削除やプロフィールの制限・停止といった措置につながるおそれがあり、損をするのは依頼した側です。「何をして順位を上げるのか」を具体的に説明できない会社とは契約しないでください。

以上をふまえると、避けたほうがよい業者の特徴は次のように整理できます。

  • 計測地点を示さずに「1位保証」をうたう
  • クチコミの代行投稿や、実際の店舗名にないキーワードの追加を勧めてくる
  • プロフィールの管理権限を自社名義にすることを渋る
  • 月次レポートが順位の一覧だけで、実施内容の記載がない

契約前に必ず聞くべき7つの質問

そのまま商談の質問リストとして使えるよう、確認事項を並べます。ここに明確に答えられない会社は、金額にかかわらず避けるのが無難です。

  1. 対策キーワードは誰が決めますか。途中で変更できますか
  2. 順位はどの地点から、どんな方法で計測していますか
  3. 成果報酬の課金条件は何位以内・何日分ですか。月額の上限はありますか
  4. 契約期間と、中途解約の条件を教えてください
  5. Googleビジネスプロフィールの管理権限は誰の名義になりますか
  6. 毎月、具体的に何をしてくれますか(投稿・写真・クチコミ返信の範囲)
  7. 順位以外に、通話数やルート検索数も報告してもらえますか
特に⑤は要注意

プロフィールのオーナー(主な所有者)が業者名義のままだと、解約時にアクセスの回復や所有権の移転といった手続きが必要になり、最悪の場合はプロフィールを自社で管理できない期間が生じるリスクがあります。オーナーは自社、業者には管理者権限を付与する形にできるかを、契約前に必ず確認してください。

ゼロ円でできる範囲と、任せる価値がある作業

正直に書くと、MEO対策の基本作業は無料の管理画面で自分でできます。費用をかける前に、どこまでが自社で埋められる範囲かを把握しておくと、見積もりの妥当性を判断できます。

作業自分でできるか
プロフィール登録・オーナー確認できる(無料)
カテゴリ設定・NAP情報の統一できる(無料)
写真の追加・投稿・クチコミ返信できる(時間はかかる)
複数店舗の情報一括管理ツールか外注の価値あり
地点別の順位計測ツールか外注の価値あり
キーワード設計・競合分析外注の価値あり

手順をひととおり自分でやってみたい方は、MEO対策を自分でやる7ステップにまとめています。空欄だらけのまま外注しても、業者が最初にやるのは同じ作業です。先に自社で埋めておくほうが、同じ費用でも受けられる価値は大きくなります。

高いか安いかは「1件あたりの利益」で決まる

月3万円が高いか安いかは、相場表では決まりません。1件の成約でいくら利益が出るかによって、払える上限は事業ごとに変わるからです。

当社(沖縄拠点・全国リモート対応)が支援した新潟のエネルギー小売企業さまでは、1台あたり7〜10万円という許容獲得単価を先に決め、それを物差しに広告の投資判断を行いました。この考え方はMEOでも同じで、月3万円払って問い合わせが2件増え、1件あたりの利益が許容単価を上回るなら投資として成立します。逆に、順位が上がっても問い合わせが増えないなら、金額の大小に関係なく続ける理由はありません。

そのためにも、報告してもらう数字は順位ではなく、プロフィールの表示回数・通話数・ルート検索数・ウェブサイトのクリック数にしてください。外注先の選び方全般の考え方は集客コンサルの費用相場と選び方、地図とサイトを組み合わせた店舗集客の全体像は店舗集客のコンサル活用で整理しています。

見積もりを取る前に現状を確かめる

見積もりを並べる前に、そもそも自社の集客がどこで詰まっているかを把握しておくと、判断を誤りません。無料のWeb集客自己診断チェックリストを使えば、3分で「集める」「見せる」「もらう」のどこに問題があるかを整理できます。MEO以前に受け皿の問題だと分かることも珍しくありません。当社が力になれるのは、順位ではなく問い合わせの件数で成果を管理したい場合です。合わないと感じた方は、この記事の7つの質問を持って他社と商談してください。

MEO対策の費用についてよくある質問

成果報酬型と月額固定型はどちらが得ですか?

順位が安定して上位に入ると、成果報酬型は毎日課金され続けるため、月額固定型より高くつくことがあります。逆に順位が動きにくい商圏では成果報酬型が有利です。判断材料は、成果報酬に月額上限があるかどうかと、順位以外の作業が契約範囲に入っているかどうかの2点です。

「1位を保証します」という営業は信用できますか?

地図検索の順位は検索した人の現在地に大きく左右されるため、どの場所から検索しても1位という状態は原理的に保証できません。保証をうたう場合は、どの地点で計測した順位を指しているのかを必ず確認してください。答えられない、あるいは店舗のすぐ近くだけを指しているなら、実質的な保証にはなっていません。

契約期間の縛りはどれくらいが普通ですか?

6ヶ月〜12ヶ月の契約期間を公開している会社もあれば、縛りなしの会社もあります。当社の実務上の目安では、3〜6ヶ月ほど運用すれば合う合わないの判断材料はおおむね揃います(商圏や施策内容によって前後します)。それを大きく超える拘束と、解約の何ヶ月前通告かという条件はセットで確認してください。

クチコミを増やすサービスは頼んでも大丈夫ですか?

実際の利用者に投稿を依頼する導線づくり(案内の時機・文面・QRの設置)を設計してもらうのは問題ありません。一方、業者側が投稿を代行したり、報酬を払って書かせたりするサービスはガイドライン違反です。区別がつかない説明をされたら、その時点で候補から外して構いません。

まとめ

  • 当社の目安では、月額固定型で月2〜5万円、成果報酬型で日額500〜1,200円、初期費用0〜5万円。ただし日額2,000円など目安の外の公開料金もあり、比較表の条件を揃えて比べる
  • 比較すべきは料金ではなく、その料金で毎月何をしてくれるか
  • 成果報酬の「成果」は問い合わせではなく順位を条件とする契約が多い。キーワードと計測地点を必ず確認する
  • プロフィールのオーナー権限は自社名義に。業者には管理者権限を付与する形にする
  • 基本作業はゼロ円でできる。外注の価値は多店舗管理・順位計測・キーワード設計にある

MEO対策で失敗を招きやすい要因のひとつは、金額の高さではなく「何を成果とするか」を決めないまま契約することです。この記事の7つの質問を持って商談に臨めば、それだけで避けられる失敗がかなりあります。自社に合う進め方が分からないという方は、お気軽にご相談ください。

契約したあとで解約したくなった場合の進め方はMEO対策を解約したいに、自分で測る方法はMEOの順位は人によって違うにまとめました。外注せずに社内で回す場合の担当と頻度の決め方はMEOの継続運用に戻って確認できます。

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