結論から書きます。今回確認した投稿とランキングの公式ヘルプに、投稿で順位が上がるという説明はありません。投稿のメリットとして書かれているのは、最新情報の共有、セールやイベントの宣伝、写真や動画でユーザーとつながることの3つです。ただし、記載がないことだけで効果の有無を判断することはできません。
- 公式が投稿に期待していることと、書かれていないこと
- 不承認になる書き方と、6か月の期限
- 自社1社のプロフィールが実際にどれくらい見られているか
仕様はGoogleの公式ヘルプで確認しました(2026年9月16日に確認し、投稿・コンテンツポリシー・ランキングのヘルプは2026年10月5日に再確認)。後半に自社のビジネスプロフィールの実測を出します。見栄えのいい数字ではありませんが、期待値を合わせるために必要な数字です。
公式が書いている「投稿でできること」
公式ヘルプは、投稿のメリットとして次の3つを挙げています。
- 最新情報を共有して、カスタマーエクスペリエンスを向上させることができる
- セール、特別企画、イベント、ニュース、特典などを宣伝できる
- 写真や動画を添えた投稿で、ユーザーとつながることができる
導入部分には、ビジネスプロフィールで最新のビジネス情報を確認できるようにすることでユーザーの来店を促進できる、とも書かれています。すでにプロフィールを見ている人に向けた機能だという位置づけです。
公式ヘルプでは、次の表示場所が案内されています。モバイルでは検索とマップのビジネスプロフィールに表示される「最新情報」または「概要」タブ、パソコンでは同じく「オーナー」セクションです。
このほか、モバイルのプロフィールに直接追加される「注目の投稿」も案内されていますが、2026年10月5日時点のヘルプでは、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで1か所のみ営業している飲食店向けに、英語でのみ提供されている機能です。日本の店舗で前提にできる表示場所ではありません。
書かれていないこと
上の3つに、検索順位やランキングの話は含まれていません。ローカル検索のランキングについて説明した別の公式ヘルプでも、改善のヒントとして挙げられているのはオーナー確認、ビジネス情報を最新かつ正確に保つこと、クチコミへの返信、写真や動画の追加、店舗の商品の追加です。
同じ公式ヘルプに、Googleではランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていない、と明記されています。投稿の代行で順位を保証する話が来たら、この一文を思い出してください。
ハッシュタグについても、今回確認した公式ヘルプには記載がありませんでした。付けると有利になるという説明を見かけたら、その根拠を確かめてください。
投稿の3種類と、入れる項目
| 種類 | 必須の項目 | 追加できるもの |
|---|---|---|
| 最新情報 | 参照した公式ヘルプに必須項目の明記なし | 説明、写真、動画、リンク付きの操作ボタン |
| 特典 | タイトル、日付、時刻 | 説明、写真、動画、クーポンコード、リンク、利用規約 |
| イベント | タイトル、開始日と終了日 | 開始時刻と終了時刻、説明、写真、動画、操作ボタン |
特典はタイトルと日付と時刻を指定する必要があり、指定すると「特典を表示」ボタンが自動的に追加されます。イベントで開始時刻または終了時刻を指定しない場合、その期間中は24時間続くものとして表示されます。
2026年10月5日に再確認した公式ヘルプには、次の機能と条件も書かれています。公開日時を指定する予約投稿、毎週・毎月などの繰り返し投稿、複数のプロフィールへの同時投稿ができます。公開後は審査があり、ステータスは「公開中」「審査待ち」「不承認」のいずれかです。審査待ちには、プロフィールのオーナー確認が完了していない場合も含まれます。また、アルコール、タバコ、医薬品、金融サービスなど規制対象の業界では、投稿は使えますが商品に関するコンテンツを含めることはできません。
種類の選び方と特典・イベントの条件は投稿の種類の使い分け、ステータスごとの切り分けは投稿が表示されないときの点検で詳しく扱います。
不承認や削除につながる書き方
注意したいのは、本文に書く電話番号などの連絡先です。投稿の公式ヘルプは、説明の中に電話番号が含まれている投稿は、投稿先のビジネスに関連するものと確認できない場合には不承認になる、と書いています。コンテンツポリシーには、不正行為や不正使用を防ぐため、未確認の連絡先情報を含む投稿は削除されることがあり、これには電話番号、メールアドレス、ソーシャルメディアのハンドル名が含まれる、とあります。
電話番号を一律に禁止する書き方ではありません。ただし、どの番号なら「確認できる」と扱われるかまでは書かれていないため、本文に書いた番号が不承認や削除の対象にならないとは言い切れません。
電話をかけてほしい場合の代わりも示されています。確認済みのビジネスプロフィールの電話番号につながる「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加する、という案内です。本文に番号を書くより、ボタンで案内するのが確実です。
ホテルには別の制限があります。特典に関する投稿や、特価セール、プロモーション、スペシャルオファー、割引があることを示唆する投稿、それらへのリンクを含む投稿は作成できません。
期間未設定の投稿は6か月でアーカイブ
公式ヘルプにヒントとして書かれています。6か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます。
実際どれくらい見られているか
ここからは自社のビジネスプロフィールの実測です。沖縄でウェブ制作とマーケティング支援をしている会社のプロフィールです。実店舗にお客様が来る業種ではありません。
| 指標 | 96日間の合計 |
|---|---|
| 表示回数(パソコンの検索) | 53 |
| 表示回数(モバイルのマップ) | 49 |
| 表示回数(パソコンのマップ) | 47 |
| 表示回数(モバイルの検索) | 44 |
| ウェブサイトのクリック | 2 |
| ルート | 0 |
| 通話 | 0 |
2026年6月10日から9月13日までの実測です。表示回数を合計しても193で、1日あたり2回ほど。ウェブサイトのクリックは96日で2件、ルートと通話は0でした。
これはプロフィール全体の実測で、投稿単体の閲覧数や成果ではありません。私たちが自動投稿を始めたのは2026年9月14日で、集計できているのは9月13日までです。この数字だけでは、投稿による効果は判断できません。
これは1社の数字です。業種も立地も違えば結果も違います。ここから言えるのは、投稿を増やす前に自分のプロフィールが何回表示されているかを見てください、ということだけです。
続けられるネタの決め方
ここから先は、私たちが自社と支援先で運用していて置いている考え方です。公式の推奨ではありません。
投稿が続かないとき、毎回ネタを一から考えていることがあります。公式が挙げている用途に沿って、あらかじめ枠を決めておくと楽になります。
- 日付が決まっているもの。年末年始や大型連休の営業時間、季節ごとの取り扱い。カレンダーを見れば1年分書き出せます
- よく聞かれること。駐車場、支払い方法、予約の要否。問い合わせの多い順に並べれば、そのままネタの一覧になります
- 写真が撮れるもの。公式は写真や動画を添えた投稿を挙げています。撮れる日に撮りためておきます
年に一度の告知は、その年の日付と内容に更新して出します。1年分の枠を作っておけば、次の年は差し替えるだけで済みます。
年間の段取りは投稿計画の立て方、質問から題材を拾う表は投稿テーマの見つけ方、文章の型は投稿の文章の書き方で説明しています。
投稿を学ぶ順番
この記事は投稿の分野の入口です。実際に投稿を続けるための手順は、次の順に各論で説明しています。
- 投稿の種類の使い分け:最新情報・特典・イベントの選び方と必須項目
- 投稿計画の立て方:続けられる本数と年間のカレンダー
- 投稿テーマの見つけ方:お客さまの質問から題材を選ぶ
- 投稿の文章の書き方:短い文で条件まで伝える
- 投稿から予約・詳細ページへ案内する:ボタン、リンク先、計測
- 投稿が表示されないときの点検:困ったときに読む
投稿以外の整備も含めたMEO全体の学ぶ順番は、MEOの基礎ガイドに戻って確認できます。
- 投稿すると検索順位は上がりますか
-
今回確認した公式ヘルプの範囲では、投稿のメリットとして挙げられているのは最新情報の共有、セールやイベントなどの宣伝、写真や動画でユーザーとつながることの3つで、順位への言及はありません。ローカル検索のランキングを説明した別の公式ヘルプでも、改善のヒントに投稿は挙がっていません。記載がないことだけで効果の有無は判断できませんが、順位を目的に据える根拠も見当たりません。
- 投稿に電話番号を書いてもいいですか
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一律に禁止されてはいませんが、おすすめしません。投稿の公式ヘルプは、ビジネスに関連すると確認できない電話番号を含む投稿は不承認になる、コンテンツポリシーは、未確認の電話番号・メールアドレス・SNSのハンドル名を含む投稿は削除されることがある、と書いています。どの番号なら確認済みと扱われるかは書かれていないため、確認済みのビジネスプロフィールの電話番号につながる「今すぐ電話」ボタンで案内するのが確実です。
- 投稿はいつまで残りますか
-
公式ヘルプは、6か月が経過した投稿は期間が設定されていなければアーカイブされる、と書いています。
- ハッシュタグは付けたほうがいいですか
-
今回確認した公式ヘルプに、ハッシュタグについての記載はありませんでした。有利になるという説明を見かけたら、その根拠を確かめてください。
- 投稿の頻度を決める前に、何を確認すればいいですか
-
公式ヘルプに推奨の頻度は示されていません。頻度を決める前に、自分のプロフィールが何回表示されているかをパフォーマンスで確認してください。表示が少ない場合は、まずオーナー確認の状況と、業種や営業時間などの基本情報を確認してください。公式ヘルプがランキングの改善のヒントとして挙げている項目です。
まとめ
- 公式が挙げる投稿のメリットは3つ。順位への言及は含まれていない
- 本文の電話番号などの連絡先は、確認できないと不承認や削除の対象になりうる。電話は「今すぐ電話」ボタンで案内する
- 期間を設定していない投稿は6か月でアーカイブされる
- 自動投稿を始める前の自社プロフィール全体では、96日で表示193回、クリック2、ルートと通話は0
- 表示が少ないなら、投稿の頻度より先に見る場所がある
自分のプロフィールの数字の見方はパフォーマンスの見方にまとめました。何から手を付けるかを一緒に決めたい場合はGoogleマップ集客整備でお手伝いしています。
